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可愛いヒモの育て方。
第13章 口移し

 浴槽の湯が、ようやく八分目くらいまで溜まった。湯をとめて、肩まで浸かる。
 浴槽の淵に両腕を乗せ、そこに頭を乗せた。

「気持ちいい」

 いつもよりも少しぬるめで、なんだか眠くなりそうだった。

「寝るなら出てください」

 麻人の声で、腕に頭を乗せたまま、彼を振り向く。

「……そしたら一人でするの?」
「は?」

 一瞬、なんのことだかわからなかったらしく、数秒あいてああ、とつぶやいた。

「さっきは彩乃さんいたし、酔った友梨香さんにこれ以上何かしたりさせたりするのもアレかなって思ったから、一人でするって言っただけで……」
「じゃあしないの?」
「えー……なんかもう萎えちゃったしどっちでも」
「どっち!」

 麻人に鋭い視線を向けたまま、そうまくしたてる。麻人は目をしばたかせた。

「どっちだっていいじゃないすか。いいから、早く出てください」
「そうやって邪魔にする」
「心配してんの。酔っ払いが長湯とかダメでしょ」
「酔ってないしっ」
「ウソつけ」

 いつもならすぐ折れてくれる麻人が、今日は折れない。ぽんぽんと返ってくる言葉がうっとうしくて、私は麻人の肩に手をやり、無理やり口付けた。
 唇は塞いだまま、麻人の下半身をまさぐり麻人自身を軽くにぎる。柔らかかったそれは、数回しごいただけですぐに堅くなった。

「ほら、もうこんな堅い。抜きたくなったでしょ?」
「……っ」

 唇をわずかに離し、笑みを浮かべて問う。麻人は息をつめ、顔をしかめた。

「……のぼせてぶっ倒れても知らないっすよ?」
「へーき」

 なんやかんや言ったって、麻人は誘惑に勝てない。麻人から、迷いは消えたようだった。私の頭を引き寄せ、積極的に舌を絡めてくる。
 あたたかい湯と、反響する息遣いにぞくぞくしながら、私もそれに応えた。
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