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可愛いヒモの育て方。
第14章 就活
先にそうしてと言ったのは、麻人の方だった。ほとんど私がそうさせたようなものだけど。
麻人は浴槽の淵に腰掛けて、湯船に浸かったままの私を見下ろしている。時折小さく洩れる息遣いに、ゾクゾクした。彼の指がいたずらに、私の髪をいじったり胸元をすべっていく。
私は硬度を増していく彼のを口に含んだまま、上目遣いで彼を見上げる。先端部分を舌でちろちろと舐めまわし、右手で竿を上下にしごいた。
彼の視線は、さっきからずっと私に向けられたままだ。彼のをくわえたまま視線を絡ませるのは、酷くいやらしい行為に感じた。口淫にふける私の顔を、ずっと視姦されているようなものだ。
「友梨香さんに舐めてもらうの、久しぶり……」
ふいに麻人がそんなことを言う。吐息混じりのその言葉にはどこか甘えるような響きがあった。
確かに、何ヶ月ぶりかもしれない。
いつも高めて焦らして、麻人をいじめるようなフェラばかりしていたけれど、今は純粋に、麻人を気持ちよくしてあげたいと思った。