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可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け
次にトレーナー。内側の、胸の辺りに当たる部分にたっぷり塗り込んだ。
やってることはだいぶ変態くさいけど、私に生意気な口を叩いたり、一ヶ月近く放ったらかしにしてたあいつが悪い。欲求不満も溜まるっつの。
麻人の着替えをもとあったように戻し、私はそそくさと、部屋に戻った。
麻人は三十分くらいで風呂から出てきた。麻人にしては、のんびり入っていた方だと思う。
私は服に媚薬を塗ったことがバレてないか少し心配だったけど、どうやら平気みたいで、普通にスウェットを着ていた。
薬が効いてきた時に麻人がどうなるのか、想像すると楽しみだ。
「ご飯にしましょー」
「うん、用意する」
もう十時をまわっている。だいぶ腹ペコだ。
お茶を入れ、麻人が作ってくれた夕飯を盛り付けテーブルに並べる。
ご飯とお味噌汁、甘じょっぱく味つけた、野菜といり卵の料理と、煮物だった。
「ほんとに冷蔵庫、使えるものが何もなかった。食材買ってくれば良かった」
「それでこんだけ作れれば十分だよ、ありがとー」
主菜的なのはないけれど、肉も魚もないだろうから仕方ない。