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可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け
「やだ? 嘘つき。友梨香さんの顔、誘ってるようにしか見えないですよ?」
「誘ってない……っ」
自分が今どんな顔をしているかなんて、想像するのもはばかられる。麻人にその顔を視姦されていると思うと、激しい羞恥にくらくらした。
今すぐ顔と、卑猥に露出した上半身を隠してしまいたい。
ふいに麻人が着ていたスウェットを脱いだ。均整の取れた綺麗な体に、つい見とれそうになる。着ていたものをベッドの端にばさりと放り、麻人は自分の胸元に、媚薬を塗りつけた。
その行動は予想外で、私は目をみはる。
それから下も全て脱ぎ捨て、私の手を拘束していたパーカーをほどいた。
手首をペロペロと舐められる。
「……な、何?」
麻人の行動の意図が読めない。
「傷にはなってなくて良かった」
だったら、縛らなければいいのに。優しいんだか、意地悪なんだか本当に読めない。
「これ、塗って」
渡されたのは、媚薬の入ったプラスチックの入れ物だった。
麻人の体に塗れってこと?
「自分で塗ればいいじゃん」
私の上に乗っている麻人は全裸だし、胸に塗った媚薬が卑猥で直視できないまま、私は拒否する。