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可愛いヒモの育て方。
第21章 好きな人

私は勢い良く首を振った。嫌だ、恥ずかしい。電話では、つい勢いで言ってしまったけれど、こんな形で再び言わされるのは嫌だ。
「ダメ、早く言って」
「……なんでわざわざもう一回言わなきゃいけないの」
「そんなの、恥ずかしがってる友梨香さん見てんのが面白いからに決まってるじゃないですか」
「……なんだその理由! てかいつの間にそんなS気質になっちゃったの!」
「もとからもとから」
麻人の指は、今度は下着の中に侵入してきた。直接突起を摘ままれ、その刺激に体が跳ねる。
「もう固くなってる」
麻人は面白がるように、指でそこをびーんと弾いた。
「……んあっ」
しこった乳首を刺激され、濡れたのがわかった。蜜がじゅん、と滲み、あそこがひくついている。
「ほら、言って」
私の唇をぺろりと舐め、麻人が促す。
「す……、す、」
麻人からおもいきり顔を背け、どうにかその二文字を口にしようとしたけれど、その瞬間顎を掴まれおもいきり視線を合わせられた。頭を無理やり麻人の方へ向かされたせいで、首からごきっと音が鳴った。
「痛っ」
「ちゃんと俺の目を見て」

