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可愛いヒモの育て方。
第21章 好きな人
……信じられない。乳首だけでイッたり、入れられてもいないのに、こんな短時間で二回も。
なんだか疲れはててしまい、魂が抜けたような気分で麻人の胸に体を預けた。
「顔、見れた?」
流れ的に、自分のイキ顔だとわかる。
「な……涙でぼやけて、よくわかんなかった。てかそれどころじゃなくて……」
立て続けに二回の絶頂は、イク寸前の衝撃とイッたあとの疲労感がものすごい。
死んじゃう……。
「もー、何してんすかー! んー、じゃあもう一回……」
「無理無理無理無理っ。……できなくなっちゃう……から」
前戯はもういい。もう充分すぎる。
私は麻人のに触れた。いつの間にか、下ろしたはずのズボンを履いてるし。
「ベッド行こう? 麻人の、欲しい……」
鏡の前で何かをするのが嫌すぎて、麻人をベッドへと誘う。
「はーい」
麻人はあっさりと頷いた。縄も服もとりあえず放置して、私たちは部屋へと戻る。
私はなるべくさりげないふうを装って、部屋の電気を消した。瞬間、後ろに立つ麻人につけられる。
「何消してんの? 普段消さないでしょ?」