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可愛いヒモの育て方。
第21章 好きな人
その意味を理解し、また頷いた。
「いいよ?」
麻人の髪をすきながら、唇にキスする。何度でもしたいと思ったし、いつまでも触れていたかった。
「んー、どっちが上するんすか?」
いつもだいたい半々くらいだ。こんな時でもそこは律儀に聞いてくれるのか、と思って、つい吹き出してしまった。
「……もう、笑わせないでよ」
「だって友梨香さん、終わったあと怒るし拗ねるじゃないですか。勝負がなんちゃらーとか言って」
「もう言わないって。負けてもいいもん」
……なんだかんだで麻人には、一生敵わない気がする。そう思ったけど、あえてそこは口には出さなかった。
「麻人が好きな方でいいよ」
最大級の譲歩だ。麻人は上体を起こし、私の体をベッドへと押し倒した。
予想した通り、私が下みたい。見下ろしてくる麻人の瞳は欲望に濡れていて、ぎらぎらしている。そんな眼差しにも、体は熱くなる。
「ちょっと待ってて」
ゴムを装着、準備完了。私の足をゆっくりと開かせてから、濡れた秘部に麻人のものがあてがわれる。さっき出したばかりなのに、すでに硬くなっていた。