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可愛いヒモの育て方。
第3章 秘密のご褒美
絶頂の余韻に息つく間もなく、麻人は奥をついてきた。
「や、待っ……!」
「やだ」
問答無用で抜き差しを繰り返す。決して乱暴ではなかったけれど、イッたばかりの体は、麻人のペースについていけない。感じすぎて苦しいくらいだった。
麻人の胸にすがり、必死に首を振る。
「麻人……、もうやめてよ……っ」
ほとんど叫ぶように言った。
ほんのつかの間、彼の動きが止まる。私はぜいぜいと荒い呼吸をついた。だけど呼吸が整うまで待ってはくれなかった。
再び腰をゆっくりとまわし、私の乳首を右手でつまんだ。
「ふ、あぁ……」
もう片方の乳首は口にくわえられる。
「それだめ、だめぇ……っ」
甘ったるい喘ぎが、ひっきりなしに零れた。
下と胸を同時に責められ、ないまぜになった快感が、全身を犯す。もうどれがどこに与えられた刺激なのかもわからないほどだった。
それでも、イッたばかりの体は、まだ次の絶頂を迎えられない。
無理やり快感を引きずり出されるのは、苦痛以外のなにものでもない。
「苦……しいっ、麻人ぉ」
『気持ちいい』なんてとうに過ぎて、意識が朦朧としはじめていた。