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やめないで
第4章 再会
(なぜこの人が痴漢なんか…)

その答えなんか由美にわかるはずがない。

見えない痴漢の存在を背中に感じ、ビリビリと電気が走ったように緊張する。

乗客と密着する車内はいつも以上に息苦しく、酸素が足りない。緊張して速まる鼓動は身体中に酸素を送ろうと必死で動く。


はぁ…

はぁ……………


必死で息をしても足りない。


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