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第5章 肉欲の薔薇

清水に呼び出されて、
オフィスに向かう。

少し前の私なら、
いつクビを切られてしまうか？
ドキドキもした。

今は、それなりに売れてきた。

路線はＡＶだけど、
バラエティー番組などのゲストやゴールデンに放映されるドラマのチョイ役に呼ばれる事もある。

ファンもついてきた。

仕事はそこそこ忙しかった。


オフィスの扉を開けると、
清水が待っていて、
出迎えた。

「折角のオフに悪いな。
応接室に社長も居るから、
挨拶に行こう」


「社長⁉︎」