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裸の女神
第2章 涙のあとに‥‥‥
もう、お互いの身体を知っている。
仕事でセックスをした関係。

そう考えると、
少し恥ずかしくもなる。

「普段のエリカちゃんも、
可愛いね」


「好きなもの食べて、
飲んで楽しもう」
目の前のハヤトは笑う。

普通のデートのように、中華料理のエビチリや餃子などをつまんで、酒を飲み、ハヤトとの会話を楽しもうとした。



ハヤトと居ると、AV女優である自分を卑下してしまう罪悪感からも少し解放される。

人気が出ても、寂しくなる気持ちが埋まらなくなっていた。

仕事でのセックスは、罪悪感の中で割り切り、
そんな自分を忘れるかの様に男に抱かれて、
エクスタシーに浸る女を演じ、ストレスをずっと抱えたまんまだった。


思えば‥‥‥
キュンとするようなセックスとはご無沙汰だった。


もう、あんな風に世間に裸を晒し、
映像として、ずっと残るセックスをする私に、恋は無縁なのかも知れない?



寂しい。
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