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第7章 4 時 間 目 の 屋 上

「…見せない、わ。、だって、修斗にしか、甘えないもの…」


ぴくり、肩を震わせた彼は、
またさらに顔を背けた。

「…ーーーっ、だから！ちょっと落ち着か、っ…！」


言葉を遮るように、
わたしは彼の両頬に手を添えて

ぐっと、距離を縮めて、キスをした。



唇を離すと、目を見開く彼の顔が映った。



「…落ち着いた？」


「ーーーっ落ち着かないデショ！むしろ煽られた！…もー、知らないから！！」



ぐっと、腰を抱かれて、
強引なキスがおちた。



食べられてしまいそうな、唇。
熱い舌が、何度も絡む。

「…っんふぅ…や、ん…ぁ…」

漏れる声が、抑えられない。
目の前の彼の、甘いキスに酔っている、と。





ーーかちゃ、かちゃ、
金属音が響いて。



少しだけ、ふたりの腰が浮いた。

それでも、唇は離れなくて、
でも彼の両手はわたしから離れていて、
思わず修斗の広い肩にしがみついた。


少しすると、
彼は「準備」を終えたようで、
浮いたままのわたしの腰を両手で支えた。