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第6章 学園性活開始

「葵様、もし期待外れと見なされれば学園やお屋敷で生活がしにくい状況になってしまうかもしれません。
　そうならないように一年の間、学生にバレずに四年間分のテクニックは身に着けなければなりません。
　東条様のお相手を一年こなせば、そこら辺は何とかなるかもしれませんね。
　ですが学生に一年間隠し通すのは、少々大変ですね。」

智香はそう言うと息を吐いて、頭を抱え込んでいた。
どうやら葵にとって大変な事態になっているらしい事は葵にもジワジワとわかってきた。

「葵様、そろそろ次の授業が始まります。
　次の授業はさっそく性奉仕なんです。
　講義だけなのでやり過ごせるとは思いますが、気を付けて下さいね。」

「うっ……は、はい。」

智香に更に釘をさされ、プレッシャーが葵にのしかかる。
墓穴を掘らないように、掘らないようにそう自分に言い聞かせて教室へと向かった。