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剣道少女の憂鬱
第25章 公園で放置
リードを適当な木に縛り付けた熊谷は、目隠しの黒布とボールギャグでサヤの視界と声を奪う。

「ちょっと学園に忘れ物を取りに行ってくる。最近ここを寝床にしてる浮浪者がいるって話も聴くが、まぁただの噂だ、大丈夫だろ。俺が戻るまでイイコにしてろよ?」

「ふぐッ!?ううう、ううう〜!」

ザッ…ザッザッ…と足音をたてて熊谷の気配が消えた。


(大丈夫…ただの脅しに決まってる。先生は近くにいるはずだ)



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