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第28章 エピローグ

「熊谷剣吉だな？」

真っ直ぐ熊谷に向かってきた婦警に肩を掴まれ、その迫力に呑まれる。

「あ、ああ、そうだ」

俯きがちで顔は見えないが、雰囲気が懐かしい少女に似ている…などとボンヤリ考えていたら物凄い力でミニパトに押し込められた。

「おい！俺なんかしたか!?」

「うるさい、黙れ！…ずいぶん探したんだぞ」


その言葉に、熊谷は改めてハンドルを握る婦警をジッと見つめる。