この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater17.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ビターチョコレート
第8章 愛の巨大幻想。
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
私は隆司に不倫を悟られる事なく、
離婚した。
私は、金杉梓から、
井浦梓に戻る。
レンに離婚した事を打ち明けた。
隠す事でもない。
現状が変わったのだから。
かと言って、
私がバツイチ子持ちの独身だとしても、
レンは既婚者。
不倫の関係には違いない。
レンは驚いていた。
「そうなのか‥‥‥‥」
と言葉が見つからない様だった。
私は、運ばれてきたアイスティーのストローで、
氷をグリグリ回す。
「自由になったの」
だから、
この時間にあなたと気兼ねなく会えてる。
もう、人目を気にしない。
会社帰りにあなたとお茶する時間くらい、
都合つけるなんて簡単なの。
翔太が塾の日に、
少しだけレンに会って、
元気を貰いたいの。
「大変だったね」
「うちは冷めた夫婦だからね。
仮面夫婦が仮面を脱ぎ捨てた程度よ。
長かったけどね」
「そっか‥‥‥‥」
驚きと私が既婚者でなくなった危機感をレンは感じてる?
今の私は‥‥‥‥‥
図々しいほど怖いもんがなくなったの。
ロクデナシの夫という邪魔な足枷から、
解放されて、自由を手に入れたからよ。
そうね、
今なら‥‥‥‥
悪女にだってなるわ。
誰だって夢を見たいじゃない?
自分の思い描いた、
自分に都合の良い幻想を‥‥‥‥
離婚した。
私は、金杉梓から、
井浦梓に戻る。
レンに離婚した事を打ち明けた。
隠す事でもない。
現状が変わったのだから。
かと言って、
私がバツイチ子持ちの独身だとしても、
レンは既婚者。
不倫の関係には違いない。
レンは驚いていた。
「そうなのか‥‥‥‥」
と言葉が見つからない様だった。
私は、運ばれてきたアイスティーのストローで、
氷をグリグリ回す。
「自由になったの」
だから、
この時間にあなたと気兼ねなく会えてる。
もう、人目を気にしない。
会社帰りにあなたとお茶する時間くらい、
都合つけるなんて簡単なの。
翔太が塾の日に、
少しだけレンに会って、
元気を貰いたいの。
「大変だったね」
「うちは冷めた夫婦だからね。
仮面夫婦が仮面を脱ぎ捨てた程度よ。
長かったけどね」
「そっか‥‥‥‥」
驚きと私が既婚者でなくなった危機感をレンは感じてる?
今の私は‥‥‥‥‥
図々しいほど怖いもんがなくなったの。
ロクデナシの夫という邪魔な足枷から、
解放されて、自由を手に入れたからよ。
そうね、
今なら‥‥‥‥
悪女にだってなるわ。
誰だって夢を見たいじゃない?
自分の思い描いた、
自分に都合の良い幻想を‥‥‥‥
![](/image/skin/separater17.gif)
![](/image/skin/separater17.gif)