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第9章 不倫の果て‥‥‥未来へ

離婚してから、
レンと距離を感じ始めた。

レンが私を避けているような気がした。

仕事が忙しいのは知っている。
一ヶ月に一度はデートしていた。

でも、先月は忙しいを理由にデートがなかった。
出会ってから初めてだった。

段々不安になる。
不満にもなる。

もう、私はアリバイなしでレンに会える。
確かに翔太に対しては後ろめたい。

でも、私が幸せじゃなければ、
翔太だって幸せになれない。

私は悪魔の母親にもなれた。
翔太を犠牲にしても、レンに会いたい。

醜い女になった。

どんなに埋めようとしても、
クズ男との別れだとしても、
離婚のショツクは大きく、
レンだけが支えだった。

あわよくば‥‥レンと‥‥‥
なんて、都合のいい事を考えたりした。