パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 不倫の果て‥‥‥未来へ

「夜景スポットの穴場だそうだよ」
レンは私の隣に立って笑う。

「意外な場所だね」

「だね。
スカイツリーが綺麗に点灯してるだろ？」

「うん。
綺麗だわ」

「ずっと一周出来るよ」

レンが連れてきてくれたのは、
文京区役所。

区役所も夜景を見える場所として、
一般に解放している。

勿論、業務している場所と展望する場所は、
別の階にある。

ガラス越しからみる風景。
スカイツリーや新宿の立ち並ぶビルの灯りを、
歩いて一周しながら回って見渡す。

私はロマンチックな妄想をした。

区役所に婚姻届を出しに来たカップル。

夫婦としての始まりに東京の夜景を見渡す。

今日の日をいつまでも忘れないように‥‥‥

私とレンにそんな未来が描かれていたら‥‥
有り得ないから妄想で楽しむ。


私達はすれ違う人から見ても、
不倫をしているカップルには見えないはず？


見た目はきっと、

お似合いの仲良し夫婦なのに‥‥


レンの笑顔の横にずっと一緒に居たい。