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石榴(ざくろ)の月~愛され求められ奪われて~
第8章 第二話・参
「大馬鹿野郎は、俺の方だぜ」
 源治は男泣きに泣きながら、夜の道を歩いた。
 惚れた女を守ってやれず、二度も泣かせた挙げ句、今度もまた、何も判ってやれなかった。
―なあ、お民。お前は、今、どこにいるんだ?
 源治は心の中で、ここではないどこかにいる妻に呼びかけた。
 江戸の夜の闇は深い。
 源治は、最愛の女の姿を探すように、涙の滲んだ眼を虚ろに闇の彼方にさまよわせた。
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