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第15章 再会

数日後、リノは休暇を利用して火北地方の揺火村を訪れていた。
道中の危険を減らすためと、慣れた格好という理由から、リノはこの日も変わらず男の姿を装っていた。
揺火村に入ってからしばらくすると、小さな家が見えた。十年前、リノが母と暮らしていた家だ。人の気配もなく、家はすっかり廃れていた。
かつての我が家のすぐ横には、小さな墓があった。