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第40章 あとがき

ここまで読んで下さり、ありがとうございます。

「みんな同じ空の下」は、貴族の隠し子である主人公がクーデターから国を救うという物語の予定でした。主人公の名前も、当初は【リノ】ではなく【ミシェル】という名でした。
いつのまにか、主人公は男装して国家機関で働くようになり、舞台は西欧っぽいとこから極東っぽい場所になっていました。

さて、この物語を書くにあたって、私の中でルールを一つ作っていました。
それは【地名や建物名のふりがなと、人名以外はカタカナを使わない】というもので、私はこのルールに途中で苦しめられました。
パレードと書きたいのに書けず、祭事行進と無理矢理名付けたり、スープと書きたいのに書けず、汁は嫌だからお粥に変更したりと、自分で決めたルールに首を絞められていたのも、今ではいい思い出です。

長い時間をかけて完結した作品。
今は書き終えられたことにほっとしています。

ありがとうございました！




2017.3.19 りお