この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
みんな同じ空の下
第16章 シバ・スニヤ ~其の壱:怒り~
「…十七年前、実の親に捨てられて浮浪児だった俺は、ある時連日食事にありつけずにいて、気力も尽きて地面に転がっていた。そのまま死ぬはずだった所を、ミトが拾ってくれたんだ。それまでも貧しい花売りで、自分一人で生活するだけでも大変なのに、血が繋がっているわけでもない俺を必死で育ててくれたんだ」
そこまでして、ミトが自分を育ててくれることに感謝しつつも、なぜそこまでしてくれるのかはシバには解らず、ある日思い切って理由を訊くと、単純明快な答えが返ってきた。


「見捨てるなんて、出来なかったから」


ミトは優しさに溢れていたけれど、優しいだけでは生活は出来ない。
暮らしはいつも逼迫していた。
/445ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ