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第31章 企み

「流刑かねぇ。辺境地の暮らしはきついだろうなぁ」
「いやいや、流刑は甘いだろう。何せ数多（あまた）の盗みを働いた上、国王を弑逆（しいぎゃく）しようとした、天下の大罪人集団の頭領だからな」
「死刑以外、ないんじゃないかしら？」
気ままに噂する人々をよそに、刑部では厳粛な空気の中でシバへの判決を下していた。



「シバ・スニヤ。――――死刑、のち斬首を三日間刑場にて晒すこととする」