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第2章 放課後の教室

すると颯也先輩は嬉しそうにニコッと笑って

優先輩に自慢するようにピースした。


「いいでしょ♡俺が先に手繋いじゃった♡」


颯也先輩は私の手を引いて

教室から出ると走り出した。

手を繋いで階段を下りる。


「おい、颯也！」


後ろから優先輩の足音が聞こえる。


「こっち！」


颯也先輩はまるで自分の通う学校のように

私を誘導した。