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愛 さ れ 襲 わ れ て 逝 け 。
第2章 放課後の教室


先輩と壁に背中をつけて呼吸を整える。

優先輩が階段を駆け下りる音が聞こえた。


「しっ!」


颯也先輩は人差し指を自分の口に当てた。

その姿がなんだか可愛くて…。

響く音が遠くなる。


「バレなかったね。」


私の颯也先輩は顔を見合わせて笑った。

靴箱について確認すると

もう優先輩の靴は無かった。
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