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喘ぐなら、彼の腕の中で
第14章 爆発


「あ、宮本さん」


そろそろ社内に戻ろうと立ち上がると、屋上に上がってきた女に声を掛けられた。
沙月と同じ店舗開発にいる、俺の1コ下の田部だ。


「サボってるー。
後輩くん探してましたよ」

「今から戻るよ。
ワザワザ伝えにきたのか?」

「いえ、私も人探し中で。
芹澤さんと沙月ちゃん見ませんでした?」


………!

その組合せに、ピクッと反応する。


「見てねぇけど。なんで?」
「いやー……ちょっと……」


田部は口籠って、俺から目を逸らした。


「なに? なんかあるの」

「……これ、宮本さんに言っていいかアレなんですけど。
実は青山店の什器の一件以来、沙月ちゃん芹澤さんに嫌がらせされてるというか……」

「………!」


俺の顔色を見て、田部は意を決したように続けた。


「沙月ちゃんだけに冷たくて。
変なところでダメ出ししたり、明らかに態度がおかしいんですよ。
ほら、芹澤さん青山店の什器、代替えで済ませようとしてたから……その……」

「小せぇ男だな。
つーか、だったら普通文句を言う相手は俺じゃねーの?」

「ですよね。
その矛先を沙月ちゃんに向けちゃうってのが謎なんですよ。
だからなんだか心配で。
結構長い時間戻って来ないんです」




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