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喘ぐなら、彼の腕の中で
第5章 忘れさせて


「言えよ。
聞かなくても分かるけど、言わせたい」


………なに、その甘い声。
子猫みたいな可愛い表情なんなの?

さっきまでドSだったのに、一転してこの爽やかさ……


「……よかった、わ」


悔しいけど、バレてるから素直に言うしかない。


「すごく…気持ちよかった」

「少しは寂しい気持ちが癒えたか?」

「……分からない」


ていうか……だんだんと火照りが落ち着いてきて

さっきまでの自分と今の状況。
あ、ありえないんですけど………


「ギリで終電間に合うな。
早くイッてくれて良かったよ」


莉央は平然として自分のデスクに戻っていく。
その後ろ姿を見つめながら、再び心臓がドキドキしてきた。



20年、幼なじみとしてここまできたのに

まさか今になってこんな関係になるなんて、誰が予測できただろう。



─── この時の私には

唐突に距離を縮めた、この時の莉央の心情も

この関係が今後どう変わるかも


分かるはずが無かったんだ………



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