この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
花の咲くころ
第2章 な
23時を過ぎても帰らない駿ちゃんを待っていることは簡単だ。
あたしは春休み中だから。疲れてもいないし
明日の朝寝坊したっていい。
今日はスーパーを探しに近所をうろうろしただけ。
駿ちゃんは。朝のメモと一緒に
1万円札を置いて行ってくれた。
あたしは本当にまだまだ学生だと思われてるんだな。
あたしは昔から忙しかった家族のために
料理だけは作ってきたから料理には自信がある。
駿ちゃんが好きな料理を作ったけど
駿ちゃんが帰ってくる気配はない。
もう・・・・駿ちゃんの分は冷めてしまったけど。
それでもつまらないテレビを見て待っていたんだけど。
もうそろそろ寝ようかな。
あんまり遅くまで「起きて待っている」と言う事が
なんだかおしつけがましい行為のように思えて
重い腰をあげて自分の・・・・
ううん。駿ちゃんが貸してくれている部屋に行くことにした。
布団の中に入っても、疲れていない身体は
眠れるはずもなく、帰ってこない駿ちゃんを心配して目は覚めていた。
時間的には「明日」になったころ
小さい音がして玄関のドアが開いた。
カチッと小さな鍵を閉めた音がして、駿ちゃんが私に気を使っているのがわかる。
ザーっと水が配管を流れる音がして
どうやら駿ちゃんが手を洗っているらしかった。
あたしは春休み中だから。疲れてもいないし
明日の朝寝坊したっていい。
今日はスーパーを探しに近所をうろうろしただけ。
駿ちゃんは。朝のメモと一緒に
1万円札を置いて行ってくれた。
あたしは本当にまだまだ学生だと思われてるんだな。
あたしは昔から忙しかった家族のために
料理だけは作ってきたから料理には自信がある。
駿ちゃんが好きな料理を作ったけど
駿ちゃんが帰ってくる気配はない。
もう・・・・駿ちゃんの分は冷めてしまったけど。
それでもつまらないテレビを見て待っていたんだけど。
もうそろそろ寝ようかな。
あんまり遅くまで「起きて待っている」と言う事が
なんだかおしつけがましい行為のように思えて
重い腰をあげて自分の・・・・
ううん。駿ちゃんが貸してくれている部屋に行くことにした。
布団の中に入っても、疲れていない身体は
眠れるはずもなく、帰ってこない駿ちゃんを心配して目は覚めていた。
時間的には「明日」になったころ
小さい音がして玄関のドアが開いた。
カチッと小さな鍵を閉めた音がして、駿ちゃんが私に気を使っているのがわかる。
ザーっと水が配管を流れる音がして
どうやら駿ちゃんが手を洗っているらしかった。