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第1章 芽生え

「司…ありがとう…司の気持ち嬉しいよ…今日も司のキスに酔ってしまったし…あのまま最後まで抱かれたかったよ…でも、司言ったじゃない…家族を手放すこと出来ないって…それは私も同じよ…好きな人が他にいても、私…旦那を拒めないよね…私も旦那に抱かれたいんじゃない…今は司って分かってるの…旦那に抱かれても、きっと司を想ってしまうから…拒んでしまいそうよ…あんな風に奥さん抱くのかなと思うと、私だって妬くよ…私だけにしてって独占したいもの…」