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わざとじゃないの
第7章 長瀬流夜の噂
「電話するかしないかはお前次第だけど、

別に先輩は本当にいい人だし、

別にしてもいいとは思うぜ。

ただ最近彼氏と別れたばっかだってことを伝えた方がいいのはいいかもな」


うーん・・・

でも別に先輩とは付き合うって話じゃないと思うんだけどな


要するに先輩は私にセフレにならないかって聞いてきただけでしょ?


やっぱこういう話は優奈にしないとダメだな


博士じゃそんなディープな話はできない。


「まぁ、もう少し考えてみるよ。

ただこれから練習で直樹と早希に会うのが憂鬱だー」

「そうだなー。

早希は何も知らないしな・・・

でもさ、お前にもう次の男が控えているなら、

直樹と早希がうまくいってもあんま心が痛まないんじゃね?」


確かに!

そういう考え方はしたことがなかった。


最低ではあるけど、

確かに長瀬先輩と私が体だけの関係であれ、

何かで繋がっていれば、

精神的に安定するかも・・・
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