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わざとじゃないの
第11章 これから
体が重い


私は体の疲れをずっしりと感じながらベッドから身を起こそうとした。


「気がついた?」

「なが、長瀬先輩っ!」



隣にはボクサーパンツで水を片手にベッドに座ってる先輩。


「水いる?」

「あ、はい。頂きます」

「口移しがいい?」

「は?いや、え?」

「冗談だよ。

はい。新しいボトル」


寝起きでその冗談はキツイですって


私はありがたくボトルを受けとり布団から抜け出して座った



「・・・堂々としてるね」

「なにがですか?」

「胸、丸見え」


やっべ、私今全裸


私は急いで布団を胸まで引っ張りあげて隠す


「さっきじっくり見たから今更感あるけどな」


先輩は愉快そうに笑うけど、

私はなかなか恥ずかしい。
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