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第11章 これから

「本当に怪しかったですよ」

「いやー、俺も元カノ以来久しぶりにアクション起こしたよ。大学受験が迫ってるけど、引退してヒマができたからな」


「でも先輩の周りって女の人多いでしょ？」

「多いね」


いや、ちょっとは否定しようよ

「でも興味ないな」

「なんでですか？」

「なんとなく。

別に元カノに未練じゃないけど、

全然彼女欲ないんだ、俺」



あー・・・

それは私も論外ってことっすかね？


うううぅ、ちょっと傷つくな


「あ、でも気もない奴とは寝ないよ」

「はい？」

「誰とでもは寝ないよ、俺」



えっと・・・

嬉しいんだけど、私が思ってる解釈でいいのか？



「最近彼氏と別れたんでしょ？」


そう、つい昨日ね


「彼氏いない、温泉で独り言を言う面白い子」

「あれはちがっ」

「そして運動部所属。

なおかつ可愛い？ほっとくわけないじゃん」


先輩は私の頭をポンポンと触る