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わざとじゃないの
第14章 現実
私たちは駅裏の、
用水路の側の道を歩き始めた
そして先輩がとうとう口を開いたのだ
「なんで電話無視したわけ?」
私はさすがに気まずくて下を向いた
正直自分でもはっきりとは理由がわからない
「なんか、先輩と距離を感じたからです・・・かね。多分」
「じゃあなんで今日は出てくれたの?」
「ずっと無視はできませんよ。先輩しつこかったし」
「全然出ないから俺も意地になってずっとかけたんだよ」
意地か・・・
「先輩はどうして私に電話したんですか?」
「話したかったから」
「何を?」
「うーん。前言ったこと」
「私たちの関係についてですか?」
先輩は私をチラッとみた。
「そう」
私も先輩をチラッと見る。
お互いしばらく見つめあって、
私が根気負けした
「俺さ、結構キツイ言い方したなぁって後悔したんだよ。だから謝りたかった」
私は黙って前を向いて歩く
「で。友達以上恋人未満って言ったけど、やっぱそれ撤回・・・してもいいかなぁって」
「え?」
今度は先輩が前を向いて私の方を見てくれない
用水路の側の道を歩き始めた
そして先輩がとうとう口を開いたのだ
「なんで電話無視したわけ?」
私はさすがに気まずくて下を向いた
正直自分でもはっきりとは理由がわからない
「なんか、先輩と距離を感じたからです・・・かね。多分」
「じゃあなんで今日は出てくれたの?」
「ずっと無視はできませんよ。先輩しつこかったし」
「全然出ないから俺も意地になってずっとかけたんだよ」
意地か・・・
「先輩はどうして私に電話したんですか?」
「話したかったから」
「何を?」
「うーん。前言ったこと」
「私たちの関係についてですか?」
先輩は私をチラッとみた。
「そう」
私も先輩をチラッと見る。
お互いしばらく見つめあって、
私が根気負けした
「俺さ、結構キツイ言い方したなぁって後悔したんだよ。だから謝りたかった」
私は黙って前を向いて歩く
「で。友達以上恋人未満って言ったけど、やっぱそれ撤回・・・してもいいかなぁって」
「え?」
今度は先輩が前を向いて私の方を見てくれない