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わざとじゃないの
第4章 険悪
土曜日の朝7:20
私はグランドで後輩たちと一緒にストレッチをしながらおしゃべりをしていた。
私ももう高2で、
先輩たちは数ヶ月前に引退しちゃったし、
私は中距離のリーダーとなっていた。
一応同級生の女子がもう何人かいるけど、
ちょっと頼りない・・・
「理央先輩、風間先輩が来ましたよ」
後輩の視線の先を見ると、
黒いジャージを着た直樹が眠そうに男子グループの方へ歩いていた。
「おお、そうだね」
「先輩!冷たいですよ!声をかけにいかないんですか?彼女なのに」
「行かないよ。昨日も会ってるし、これから練習で見かけるじゃん」
「冷めてるなぁ。私には先輩たちの関係がよく分かりません。長続きしてるのが不思議なくらいですよ」
「いい感じに距離感があったほうがいいんだよ」
私も直樹も学校ではベタベタしない主義
そういうのはプライベートだけで十分だし、
独り身にとってリア充はうざい。
私はグランドで後輩たちと一緒にストレッチをしながらおしゃべりをしていた。
私ももう高2で、
先輩たちは数ヶ月前に引退しちゃったし、
私は中距離のリーダーとなっていた。
一応同級生の女子がもう何人かいるけど、
ちょっと頼りない・・・
「理央先輩、風間先輩が来ましたよ」
後輩の視線の先を見ると、
黒いジャージを着た直樹が眠そうに男子グループの方へ歩いていた。
「おお、そうだね」
「先輩!冷たいですよ!声をかけにいかないんですか?彼女なのに」
「行かないよ。昨日も会ってるし、これから練習で見かけるじゃん」
「冷めてるなぁ。私には先輩たちの関係がよく分かりません。長続きしてるのが不思議なくらいですよ」
「いい感じに距離感があったほうがいいんだよ」
私も直樹も学校ではベタベタしない主義
そういうのはプライベートだけで十分だし、
独り身にとってリア充はうざい。