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わざとじゃないの
第4章 険悪
分かってるよ・・・分かってるけどね
「早希さ、部長なんだからガツンと言った方がよくない?」
早希は呆れた顔で私を見る
「分かった。ちゃんと私たちと走るように言う。でも、今はそこじゃないんだってば!
風間が、下心の明らかにある他の女子に話しかけられているのを理央は平気なわけ?」
「平気じゃないよ。
意味わかんねーって思ってる。
たったの1年差だけど、一応私は先輩だし、中距離のリーダーだし。よく私の彼氏を取ろうとするな、あの雌豚って思うよ。
そんな遅い足でよく直樹に近寄るなって思う。
男子と走るためならそんなに息切れしてても涼しい顔できるんだなって思うよ」
早希は若干口元を緩めた
「でもね、直樹は絶対にそんなんにはぶれない。
別れようか迷ってる私が言うのもなんだけど、
直樹は私を捨てないよ。
愛されてるって分かるもん。飛鳥なんかには奪われない自信がある。だからいいの」
「早希さ、部長なんだからガツンと言った方がよくない?」
早希は呆れた顔で私を見る
「分かった。ちゃんと私たちと走るように言う。でも、今はそこじゃないんだってば!
風間が、下心の明らかにある他の女子に話しかけられているのを理央は平気なわけ?」
「平気じゃないよ。
意味わかんねーって思ってる。
たったの1年差だけど、一応私は先輩だし、中距離のリーダーだし。よく私の彼氏を取ろうとするな、あの雌豚って思うよ。
そんな遅い足でよく直樹に近寄るなって思う。
男子と走るためならそんなに息切れしてても涼しい顔できるんだなって思うよ」
早希は若干口元を緩めた
「でもね、直樹は絶対にそんなんにはぶれない。
別れようか迷ってる私が言うのもなんだけど、
直樹は私を捨てないよ。
愛されてるって分かるもん。飛鳥なんかには奪われない自信がある。だからいいの」