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わざとじゃないの
第5章 ファミレス
私は直樹と一度も練習中に話すこともなく、

飛鳥も特に直樹と話すチャンスもなく、

いつも通りに練習が終了した。


「みんなお疲れー。

各自ストレッチとクールダウンをして、

しっかりと水分補給してね。

じゃあ今日は解散!気をつけて帰ってねー」


お疲れさまでしたーって後輩や同級生が返事をしてくれる。

早希はまだ走っているし、

中距離男子もまだ少しノルマが残っている。


私は飲んでいた水を置くと、

その場に座り込んでストレッチを始めた。


結局直樹とは特に話せなかった

このまま家に帰っていいのだろうか


いや、大抵こんな口喧嘩をした時は、

気にしているのは私だけで直樹は全く気に留めていないことが多々ある。


こういうところでも私たちはズレているのだ


「理央」


そんなことを考えていたら息切れをした直樹が私の目の前に立っていた


「どしたの?」

「もう帰る?」

「ストレッチ終わったら帰るけど」

「チャリ?」

「うん」

「ちょっと待ってて、一緒に帰ろ」


は?マジかよ

やっぱり気にしてないのかな


「・・・わかった。待ってる」

「ん」


そう言うと直樹は走って他の部員のところへ戻っていく。

どうやらクールダウンを抜けて私の所へ来てくれたらしい

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