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わざとじゃないの
第5章 ファミレス
怒りとしょうがないと思う気持ちとで私は何も言えずにいた。
どっちの自分を聞けばいいのか
「・・・別れるの?」
これが精一杯だった。
覚悟はできてる。
自分だって別れを考えていたんだから
でも泣きそうだ。
「それなんだけどさ、
別れるって考えるんじゃなくて、
友達に戻るじゃダメかな?」
はああああああああ?
さっきの撤回。
涙が一気に枯れたわ
「ばっかじゃねーの。
なにが友達に戻るだよ。
これは別れ話だろ?
何を言い換えようとしてんだよ!ふざけんなっ」
私は怒り直樹に怒鳴っていた。
ここがファミレスとか、
この際関係ない。
だって友達に戻るって・・・馬鹿じゃないの?
「別れるって寂しいじゃん!
だから友達に戻るって言ったらいいかなって・・・」
「真面目に言ってんの?」
「うん」
「呆れた」
私は解けまくってお皿から溢れそうなかき氷を残して椅子から立ち上がった
「やっぱ頭がいい人は何考えてるのかわかんない。
別れよ。友達に戻るんじゃない。別れる。
友達になんて戻れないよ」
私はかき氷代を机に置いて店を出た
どっちの自分を聞けばいいのか
「・・・別れるの?」
これが精一杯だった。
覚悟はできてる。
自分だって別れを考えていたんだから
でも泣きそうだ。
「それなんだけどさ、
別れるって考えるんじゃなくて、
友達に戻るじゃダメかな?」
はああああああああ?
さっきの撤回。
涙が一気に枯れたわ
「ばっかじゃねーの。
なにが友達に戻るだよ。
これは別れ話だろ?
何を言い換えようとしてんだよ!ふざけんなっ」
私は怒り直樹に怒鳴っていた。
ここがファミレスとか、
この際関係ない。
だって友達に戻るって・・・馬鹿じゃないの?
「別れるって寂しいじゃん!
だから友達に戻るって言ったらいいかなって・・・」
「真面目に言ってんの?」
「うん」
「呆れた」
私は解けまくってお皿から溢れそうなかき氷を残して椅子から立ち上がった
「やっぱ頭がいい人は何考えてるのかわかんない。
別れよ。友達に戻るんじゃない。別れる。
友達になんて戻れないよ」
私はかき氷代を机に置いて店を出た