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吼える月
第8章 覚悟
 


 ・‥…━━━★゚+





「親父、それは違うっ!!」


 サクは悲鳴まじりに、ハンが語るその場に飛び込んだ。



――玄武殿で俺が見たのは、胸を貫かれた祠官の屍だった。泣き崩れる多くの使用人達と昨夜夜通し警護にあたっていた警備兵のすべてが、姫さんの婚礼を阻止せんがためのサクの狂行であると証言した。


「俺は、祠官を……姫様の親父を殺してはいないっ!!」



――そのために"光輝く者"を連れたのだとサクが笑いながら言い放ち、姫さんを連れようとしたサクを止めようとしたリュカの前で、"光輝く者"とサクがふたりで姫さんを凌辱したのだと。


"リュカ、俺や魔に穢れた姫様をもう妻になんて出来ねぇだろう? だから姫様は俺が頂く"


「違う、違う、違う違うっ!!! 全部違う、でたらめだ!!」



――その場に駆けつけ、逆にサクに返り討ちになって深手を負った……副隊長のシュウも俺に涙ながらに言った。


"サクを……止められなくてすみません!! サクが……サクがあそこまで嫉妬に狂って、 凶々しい予言を成就させるなんて……。しかも魔と一緒に……姫を穢して拐かすとは!!"


「なんでシュウがそんなこと言うんだよ。シュウは俺の目の前で死んだんだ。餓鬼に食われて!! 来襲した餓鬼が玄武殿を食らい尽くしたんだ!! だからシュウは餓鬼から俺と姫様を守る為に、あいつは自らの命で俺達を逃がしてくれたんだ!! 警備兵も建物もすべて餓鬼にやられたんだ。屋敷の使用人や祠官はすべて……」


 サクはハンの胸倉を掴むようにして吼えた。



「リュカだったんだよっ!! リュカが……"光輝く者"で、祠官共々殺したんだ。金色に輝くゲイっていう奴を招き入れて、そいつと一緒に姫様……くっ!!」


 それ以上は、横を向いたサクの口からは言えなかった。


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