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大蛇
第13章 最高に淫らな夜会
「どうした、オルガ。お前はあまり幸せそうじゃないね」
オルガは夫の顔を見た。
彼は歪んだ笑顔を浮かべている。
「そういえば、ルロイ・ソガは今頃、イオリで寒さに負けず真面目に働いているそうだよ。
命拾いしたものだな」
オルガの胸はどきっとする。
「おっと、その話は禁句だったな。
お前、未だにあの男を引きずっているのか?
そんなにあの男がいいかね?どうなんだ、オルガ」
「知りませんわ、そんなこと」
オルガは視線を逸らした。
夫に表情を読まれるのが怖かったのだ。
「もう何の興味もありませんわ」
オルガは大佐の方に視線を向けながら、一世一代の嘘をついた。
オルガの浮かべた微笑に、大佐は考えあぐねた。
妻は真実を言っているのか、それとも強がりを言っているだけなのか。
しかし、そんなことはどうでもいい。
この淫乱な妻を悦ばせれば、きっと俺への愛を再び強く感じるはずだ。
オルガは夫の顔を見た。
彼は歪んだ笑顔を浮かべている。
「そういえば、ルロイ・ソガは今頃、イオリで寒さに負けず真面目に働いているそうだよ。
命拾いしたものだな」
オルガの胸はどきっとする。
「おっと、その話は禁句だったな。
お前、未だにあの男を引きずっているのか?
そんなにあの男がいいかね?どうなんだ、オルガ」
「知りませんわ、そんなこと」
オルガは視線を逸らした。
夫に表情を読まれるのが怖かったのだ。
「もう何の興味もありませんわ」
オルガは大佐の方に視線を向けながら、一世一代の嘘をついた。
オルガの浮かべた微笑に、大佐は考えあぐねた。
妻は真実を言っているのか、それとも強がりを言っているだけなのか。
しかし、そんなことはどうでもいい。
この淫乱な妻を悦ばせれば、きっと俺への愛を再び強く感じるはずだ。