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甘く、深く、繋がって
第14章 疑心暗鬼
『あなたじゃなかった?』って……他にも、いるの?
急に連絡がきたのは、あなたが今日いないから?
……『相談』は?

あまりの衝撃に頭から血の気が引いていく。クラクラ、する。気持ち悪い。
「あ、拓真疲れてるから、今日の所は信じてる振り、してあげてね」
クスクスと意味深な笑い。
「ごめんなさいね、引き止めて」
ニッコリと口角を上げた彼女は、ヒラヒラと手を振ってお店の奥へ戻って行った。

……信じてる、振り?

…………

斎藤さん、私……斎藤さんの彼女、ですよ……ね?

あんなに優しく抱き締めてもらったのに
あんなに大切そうに『愛してる』って言ってもらえたのに
『真純だけ』直接言われた時、すごく嬉しく思ったのに

『常套句だから』

その言葉が重みを増して……

幸せで暖かかった気持ちはどこにいったの?

信じる気持ちと不安に思う気持ち。グルグル回って不安に押しつぶされてしまいそう。

甘ったるい匂いが鼻に残って酷く気分が悪くなった……

そこからどうやって帰ったのか、覚えてない。
倒れずに済んだのは良かったけど……

玄関へ入り、私はその場に座り込んだ。

斎藤、さん……



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