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甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
汗の滲んだ形の良い額から後ろへ、柔らかな髪をすく。
「真純……」
名を呼ぶと
「た……拓真、さん」
蕩けた瞳に見上げられた。
「愛してるよ」
今日何度目かわからない、口にせずにいられないその想い。その都度真純は嬉しそうに微笑んで
「わたし、も、拓真さんを愛してます」
真っ直ぐに返してくれる。
「ん、ありがと」
嬉しくて、愛おしくて……
また唇を重ねた。絡み合う熱い舌。互いの唾液を交換し合って、深く、深く繋がっていく。
幸せな、時間。
「んっふ」
ゆっくり抽送を再開させると小さく震えてすかさず締め付けてくる。
何度繋がっても熱く絡んで離そうとしない。その都度涙を溢れさせ、縋りついてくる真純に求められていると実感する。
飽きることなく、身体が昂る。
でも、さすがに……
「んん……あっ、た……くま、さ……」
小刻みに震える真純が限界を告げている、から。
「あぁっ!」
腰を高く上げさせて、真純のよがる奥を狙って深く何度も擦り上げた。
「ああっ、たっく……まさっ……」
次第に弓なる身体。
「やっっ……ぁ……!!」
足先までピンと突っ張らせて真純が痙攣する。声もなく恍惚としたその表情に口角が上がる。満たされる。
でも、俺にもそう余裕はなくて
「っすみ!」
しなやかな身体を抱きしめて、真純の最奥を突いて自身を放った。
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