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甘く、深く、繋がって
第33章 溶け合う身体(後)
深く繋がりたくて、揺れる身体。
拓真さんの手に自ら擦り付けて
「拓真ぁ」
甘ったるい声で呼んでしまう。
「うん?」
首から耳へと舌を這わせ、チュルッと耳朶を口に含む。
「なぁに?」
甘く噛んだ後耳介をなぞり、奥へ舌先を滑らせてくる。掛かる吐息、濡れる感触。息が止まるほどゾクゾクさせられて。
「ふぁ、あん」
身震いがする。

気持ち、イィ……

自然と拓真さんの背に回した腕に力が入っていた。
「可愛いね、真純。耳、気持ち良いの?」
抑えた囁き声はそれだけで私を痺れさせる。
「舐めるとココがヒクヒクする」
浅く沈めた指先でかき混ぜられて。
「やっ、ぁあん!」
指を迎えるように腰が跳ね上がる。でも
「あぁ、駄目だよ」
あっさりと退かれて叶わない。
「まだ、お預け」
そう言いつつも滑り込んでくる指先。浅瀬を擽っては離れ、秘芯を弄る。
「や、ぁあっ」
もう欲しくて堪らない。
揺れる腰に動きを合わせ、入れて貰えないもどかしさに息が詰まる。
「んっ、や……たくっま」
「うん?」
優しいキスを胸元に落としながら、浅瀬を緩くかき回す。気紛れに強く押し当てられる指先に我慢は限界。
拓真さんの頭を抱き寄せた。
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