この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第34章 エピローグ
『真純』
『……はい』
ニコリと柔らかな極上の笑みで。
『愛してる』
拓真さんは最後に最大に私の涙腺を壊して、唇を重ね合わせた。


あの後抱き上げられて、ベッドまで連れて行かれたんだった……
思い出すとまた泣けて来た。
サイドテーブルにボックスティッシュがあるはず。
拓真さんの腕の中、手を伸ばしたくて寝返りをうつ。指先を引っ掛け引き寄せて。一枚抜いたところで後ろから抱き締められた。
「はよ、真純」
寝起きの掠れた低い声。
「……泣いてる?」
すぐに私の異変を察し、抵抗する間もなく拓真さんの方へ身体を返された。温かな両手に頬を包み、親指でそっと涙を拭ってくれる。
「どうした?」
心配そうに少しひそめられた眉。私を覗き込んでくる真っ直ぐな瞳。余計に胸が熱くなる。
「し、幸せだなって……」
「……幸せ?」
「はい。拓真さんと出会えて、お付き合い出来て、一緒にいられて……」
心配そうな顔がふうっと柔らかな微笑みに変わった。
「俺も、幸せ」
チュッと触れ合った唇。
「ずっと俺のそばにいて?」
「た、く……」
「もっと真純を愛させて?」
今日も拓真さんの言葉は私の涙腺を破壊する。
/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ