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五十嵐さくらの憂鬱。
第14章 …14
「さくら…濡れちゃうんじゃない?」
「…そんなこと…」

ない、とは言い切れない。
あるかもしれない。
いや、もう濡れているかもしれない。

さくらは樹に直に触れた。
温かく、固く、脈打っている。

ーーー舐めればいい!ーーー

ーーー彼女にしてもらうと嬉しいーーー

翔平の言葉が頭の中を反芻する。
さくらは愛おしい気持ちと
好奇心と意地悪な気持ちになった。

指先で先端を触ると
糸を引く。

さくらは指先についたそれを口の中に含む。
樹が少し驚いた顔をした。
それを見た瞬間
なんとも言えない感情が湧き上がった。

さくらはそれを持つと、
優しく唇で口づけをする。
そのまま舌を出して
先っぽを舐めた。

「どうしたの…?」

樹が驚きすぎて目をまん丸にした。

「…そんな…しなくてもいいよ?」
「私が、したいんです」

咥えたのを離すと、
さくらは樹を見つめる。

「…教えて下さい…やり方。先輩を気持ちよくできるようになりたいです」
「…さくら…」
「いつも、私ばっか気持ち良くなって…申し訳なくて…そのうち嫌われちゃうかもとか思って」

樹は半身を起こして
さくらの頭を撫でる。

「そんなこと考えなくていいのに」
「でも…なにかしないといけない気がして」

泣きそうな顔をされると樹は心底困る。
ぽんぽんと頭を撫でて、
さくらと、自分を落ち着かせる。

「嫌うことなんかないよ。
でも、何かしたいって気持ちは嬉しいから受け取るよ。
教えてあげるから、気持ち良くして?」

さくらはうなづく。
それからほどなくして
樹がこう舐められたい、こう触って欲しいと指示を出す。

「そう…上手。もっといっぱい唾出して?」

さくらは懸命に応える。

「強くなくてもいいんだ。手を使って…そうそう。
先の方を舐めて…」

樹に見られていると思うと
恥ずかしさがこみ上げてくる。
樹のそれが熱く先の方が膨れて固くなってくると
さくらもなぜか気持ち良くなってきて
一生懸命、手と口を使って
言われた通りに刺激する。

「さくら、上手…」

イってもいい?
と樹が苦しそうにつぶやき
さくらは首を縦に振った。

そのうちに樹のそれが
みるみると固さを増して行き
気がつくと、口の中にトロトロした液体が流れ込んできた。

ゆっくりと手を動かすと
最後の一滴まで出て来る。
さくらは、それを飲み干した。
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