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五十嵐さくらの憂鬱。
第15章 …15
「や…消して下さい!」
「いやだね」

樹はワンピースの上から
さくらの頂きにかじりつき、甘噛みをした。
くすぐったいのと気持ち良さに
思わず身をよじる

「まったく、こんな格好させられて…
さくらは俺だけのものだ…。
他のやつにその顔も声も、素肌も、見せたくない…」

なのに。

「なんでさくらは、他のやつに…こうやって…!」

樹は乱暴にさくらの脚を広げた。
写真と同じく片足を机に乗せられる。
落ちていたショーツを拾うと
さくらの口に押し込めた。
ワンピースをめくりあげ
すでに期待している頂きを強めにつねりあげる。

「……ンっ…」

樹の目はさくらを責める。

「…こうやって、すぐ淫らな姿を見せるんだ?
俺が、どれだけ心配してるか分かってる?」

さくらはうなづく。
責められながらも
その指先の刺激に頭が痺れていくのを感じる。

「…こんな姿、見せていいって、俺が許可したか?」

それに、さくらは首を横に振った。

「こんな濡らして…修ごときに…」

樹のもう片方の指が、
さくらの熱くなったソコを撫でた。
ぬるんとした感触。

「…こんなに熱くなって…」

すでに充血して膨れる蕾を剥くと
樹はそこを触れるか触れないかの絶妙さで撫でた。
言葉は責めるのに
触れる指先からは慈しみしか感じない。
さくらは罪悪感に苛まれた。

「……修に欲情したのか?」

それに、さくらは思い切り首を横に振る。
樹を、樹の指を、樹の声を思い出して
身体が樹を欲して火照ったのだ。
声を大にして言いたいが
はずかしさと、口に入れられたショーツのせいで
もごもごと口が動かない。

「…俺を思い出して濡れたのか?」

それに顔が熱くなる。
さくらは苦しくて涙が出そうになった。

「…だからって、他のやつに見せるな。もう2度とだ。
俺とは違うやつに触られたくらいで
こんなに濡らすな。
さくらをこうしていいのは
俺だけの特権だ」

樹は、さくらの口からショーツを取り出す。

「分かったか?」
「はい…」

その顔はわかってない。
そう言って、樹は広げた脚に顔をうずめ
太ももの内側に紅い印を刻んだ。

「いっそ、首輪でもつけて軟禁してやろうかと思うよ。
それもできないから、
もっと俺を覚えさせるしかないな。
この件のおかえしは、高くつくからな」

高くついてもいい。
さくらは本気でそう思った。
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