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片想いの行方
第3章 自習中の恋愛相談
「なんだ、そっちかよ」
金に近い茶髪を手でかき分けて、ヒメが笑う。
そして、後ろ向きにしたイスに座り向かい合ったあたしの方へ
身を乗り出した彼が、至近距離まで近付いてきた。
「てっきり、お前にキスしようとしたことだと思った」
「………!!」
……へっ……?
キ、キス……!?
確かに、昨日よろけたあたしを支えてくれた時、顔が近付いた気がしたけど……
ま、まさか……
「あははっ。お前顔真っ赤。
どんだけウブなんだよ」
ヒメは可笑しそうにクククッと笑う。
「俺、別にお前に興味ねーから」
「………!!」
「あれは単なる衝動だから、気にするな」
金に近い茶髪を手でかき分けて、ヒメが笑う。
そして、後ろ向きにしたイスに座り向かい合ったあたしの方へ
身を乗り出した彼が、至近距離まで近付いてきた。
「てっきり、お前にキスしようとしたことだと思った」
「………!!」
……へっ……?
キ、キス……!?
確かに、昨日よろけたあたしを支えてくれた時、顔が近付いた気がしたけど……
ま、まさか……
「あははっ。お前顔真っ赤。
どんだけウブなんだよ」
ヒメは可笑しそうにクククッと笑う。
「俺、別にお前に興味ねーから」
「………!!」
「あれは単なる衝動だから、気にするな」