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第2章 出会い

マナミを妊娠させ、子供が生まれる事を両親に伝えた。

両親は驚いていたが、
もう、お互いに反省し、辛い目にあったという事で
叱りもしなかった。

ユウイチは、大学を辞めて働くと父親に言ったが却下された。
これから暮らしていくのなら、
大学には通い卒業しろという事だった。


マナミの家は裕福では無く、マナミの入院代の支払いも出来ないくらいだった。
彼女の両親はいつも、マナミを罵っていた。


ユウイチはユウイチの両親とマナミと両親と話し合い、
引き取ることにし、
マナミの両親とはお金で解決した。


マナミはユウイチの家で暮らし、ユウイチは大学に通うという事になった。

入院中のマナミは少しずつ元気を取り戻し、笑顔も出るようになった。


休みも終わり、
ユウイチが関西に戻る前日にお腹の子供の様子が悪く、即、取り出すことになった。

体力がなくなっているマナミには大変だが、二人を助ける最善の方法だった。

帝王切開で子供とマナミは何とか助かったが
子供は保育器に、マナミはまた点滴に繋がれていた。

大学1年のユウイチは、新年早々講義がぎっしり入っていて戻らなければならなかった。

マナミも大学に行く事を望み、力ない笑顔で見送った。

ユウイチは毎日、マナミの様子を母親に聞き、一喜一憂していた。