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第5章 月への道を

タクヤとりえは、一緒にいるときは必ずくっついていた。

子供たちは母親と父親が仲良しな姿は嬉しかった。

友達にも二人は仲良しだと学校で言い、
キスもするし、抱っこもするし、お風呂も一緒だと教えていた。

授業参観で学校に行くと、他の父兄に羨ましがられた。
授業参観は急な用事がない限り二人で行った。
腕を組み、デートのような雰囲気で来ていて、教頭に注意された事もあった。

それでも二人はいつも笑顔で仲良しでいた。

家族みんなで、苦難を乗り越え、みんなで笑い、みんなで幸せに。