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Moon road〜月への道
第5章 月への道を
式を終え、ドレスでホテルに戻る時、子供たちは母親がお姫様のようだと喜んでいた。

タクヤは子供たちに、
「王子様は俺だ。だからお姫様は俺のものだ!」
そう言い、りえを抱き締めキスをした。

子供たちは
「ダメダメ、ママはダメ〜」
とりえの周りを走り回っていた。

タクヤはりえの腰に手を回し、自分に引き寄せながら歩いていた。

美しいりえを世界中の人に見せたい気持ちだった。

ユウトをホテルの部屋で寝かせる為に新井は双子とベビーシッターとで部屋に戻った。

りえは控え室でドレスを脱ごうと入って行くと、タクヤもついてきた。

「ドレスを脱ぐのは大変だろ?手伝うよ。」
確かに大変だ。
りえはタクヤに手伝いをお願いした。

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