この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妄想短編
第5章 農婦≪野菜≫
三人は……いやいや…三個?この場合なんと呼べばよいのか……あぁ、野菜達はと言わせてもらおう
野菜達は黙り『どうすれば恩返しができるか』を考えていた
『……んー…』
『何ができるかな………』
『……………。』
ガラガラガラ
風呂場のドアが開き
身体がほんのり赤くなった柚子が裸で出てきた
「ふぅ…気持ちよかった」
柚子はコップに水を酌み飲み干した
野菜達はそれを黙って見守る
するとヒョイッと茄子と胡瓜は柚子に持ち上げられマジマジと眺められる
―柚子さん…///―
胡瓜と茄子を持ったまま居間に行く
―あれ?食べないの?―
胡瓜が不思議そうに柚子の顔を見る
枕の上に並べられた茄子と胡瓜…
トマトは台所でそれを見ていることしか出来なかった。